夏の大掃除で発掘された、あの子たちの『痕跡』

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予想外の発見

7月24日。梅雨も明けきった真夏日のこと。クローゼットの奥を整理していたら、積み重ねられた段ボール箱が出てきました。そうなると思っていました。いつかこの日が来ると。

箱の中身を確認すると、ゴウが衝動買いした家電の空き箱、リリがかつて愛用していた推し活グッズ、クロウが採集した昆虫標本の空の瓶、そしてモザイクが執着していた段ボール爪とぎの残骸。家族の履歴書のようなものです。

夫のうんちくが炸裂

ゴウに「断捨離しましょう」と提案すると、例によって言い訳が始まりました。「このボックスな、実は再利用価値がある。俺に任せろ。大丈夫だから」と、30分以上も家電のスペック話を展開。結局、段ボールは物置に積み直されました。人間とは不思議な生き物だと、モザイクもどこかで思っているはずです。

子どもたちの成長の証

リリの推し活グッズを見つめていると、去年のSNS投稿を思い出します。今はすっかり別のアイドルに乗り換えているのに、かつての熱量は本当だったのでしょう。子どもというのは、その時々で全力投球する生き物なのですね。

クロウの昆虫瓶には、ラベルに細かい字で採集日時と場所が記されていました。彼はあれから何十匹も新しい標本を記録しているはず。暗い部屋でじっと観察する姿が目に浮かびます。

整理整頓の喜び

結局のところ、私が本当に欲しかったのは静かな時間整理されたスペースです。予想外の物たちを見つけることは、家族の軌跡を確認する作業でもありました。

そうなると思っていました――家族とは、無駄に見える物の積み重ねで成り立っているのだと。

最後に、モザイクが段ボール爪とぎの残骸を前足で転がす姿を観察していると、彼もまた何かを記録しているのではないかと思わされます。彼なりの、家族への評価を。

今夜は杏仁豆腐を用意して、この整理作業を自分へのご褒美にしましょう。

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