本当にやめて、っていうレベルの偶然
今日の授業中、窓の外を何気なく見てたら雲がハート形になってるのに気づいた。いや、別にそこまで珍しくないじゃん、と思いながらもスマホで撮っておいたんですよ。SNS用にね。そしたら、その後の授業で再度窓を見たら、また別の雲がハート形になってるんですよ。二つですよ、二つ。同じ日に。
友達に「見て見て」って写真見せたら、「えっ、ガチで?」みたいな反応されて、こういう時だけ私も嬉しくなっちゃう。SNSに投稿したら結構反応あるんだろうなって思いながら、でも投稿するのはちょっと待つことにした。だって父が「俺に任せろ、大丈夫だから」とか言いながら変な加工とか勝手にしてくる可能性があるじゃん。
家に帰ったら地獄だった
帰宅したら、父が通販で買ったらしい謎の工具が居間に積み重ねられてた。母は冷静に「そうなると思っていました」って呟いてて、その静かな絶望感が本当に伝わってきた。クロウは記録してるし、モザイクは高い棚の上から我関せずという顔で見守ってる。この家族、本当に。
父に「パパ、実は今日すごい偶然あったんだよ」って話しかけたら、目をキラキラさせて「へえ、リリが俺に話しかけてくれた!」みたいな反応されて、本当にやめてほしい。そのあと雲の話を説明したら、「あ、あれはだな、大気の気流と湿度のバランスが…」とうんちく始まった。母の「そうなると思っていました」という声が二回目で聞こえた気がする。
でも悪くない一日だった
結局、その雲の写真は撮っといて良かった。明日の朝、友達に「見た?あの雲」って言うのが楽しみだし、実は家族の様子も観察するのは嫌いじゃない。父の必死さ、母の毒舌、クロウの暗い記録、モザイクの謎の余裕。全部がこの家族。
奇跡の雲は2つだったけど、奇跡的に私はこの家族に生まれたんだと思う。思いたい。絶対に老人ホーム計画は実行するけど。

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